4階で玄関の鍵穴が凍りつくアパートへの引っ越しの思い出

そこのアパートは、あさまおろしの風が吹く4階の最上階で、鉄筋コンクリートできているため、冬場はとても寒いアパートでした。一人で引っ越しをしなければならなくなり、車から荷物を少しずつ4階まで何往復もし、それが一番大変でした。疲れて仕事から帰ると、4階まで階段を上るのがとても辛く、慣れてくると筋トレも兼ねてつま先立ちで上るようになりました。しかし、日曜日に一週間分の食材をまとめて購入する私にとっては、日曜日は、重い食材を4階まで持って行くことが辛かったです。そして冬になると灯油を購入してまた4階まで持っていかないといけないので、10リットル・10リットルのタンクに灯油を入れ両手でバランス良く苦労しながらも運んだ事を思い出します。またまた、驚いたことに冬場は、結露が異常にひどく雑巾で拭いても、様々な道具を使って対処しても解決せず、苦労しました。そしてある日、仕事から帰ってくると、なんと玄関の鍵穴が凍りつき、その日は突風の吹雪で部屋には入れず、横殴りの雪が体にあたり、どうしていいか分からなくなってしまいました。叩いてみたけれど、びくともしませんでした。また、隣の方にお湯を分けてもらおうと思いましたが、不在で駄目でした。仕方なく、鍵を鍵穴に入れ何回もカシャカシャと凍えながら、何十分かやっていると、やっと開きストーブを点けて、よかったぁと心から思いました。そんな、ハプニングだらけのアパートでしたが、夏場は出窓やベランダの窓を開け、遠くから海の波のように聞こえる水の音を聞いたり、4階から町並みを見下ろしながら夜風に当たったり、出窓から見える夕日がとても綺麗だったり、窓から吹き抜ける風がとても心地よかったりと、私にとっては癒される空間のお部屋で、いつの間にか住めば都と言うように、4階の苦労も冬場の凍結もだんだん気にならなくなりました。今思うと、4階のアパートでの生活も、私にとって、なかなか良き思い出です。